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blueberry project   ブルーベリー実験農場
2010.8



2010.8.16
今年の収穫が終わって感じたこと。
@ 2005年に土壌改良して6年が経過した。 楽園には粘土の強い土壌とそうでない畑がある。 樹相を見ると 粘土の強い畑の樹は樹性が悪く 葉の色も黄色い。 そうでないところは 樹性も強く葉が生き生きとし 実も明らかに大きく 劣果も少ない。 以上のことから ピートモスや大鋸屑を入れたが 粘土に食われて(その機能を失った)しまって 根が伸びられないのではないかと感じる。 このことから 今年のて秋以降に 根元の土壌改良をしてやろうと思う。

A ラビットアイ系の早生種の品種を考え直す必要がある。 ウッダードは単為結果する傾向が非常に強い。 この地方の各園でも同じ傾向なので 隔年結果性?があるように思う。 樹が疲れやすいのかもしれない。 有力候補は ブライトウエル。

B ラビットアイ系の晩生種の主力品種であるティフブルーも雨が多いと劣果するので 品種を考え直す必要あり。 有力候補は フクベリー。 実は大きくそろうし 劣果が少ない。 ただし ティフブルーと比較すると結実量が少ないこと。

C 酸性で生育が優れる? 一部の畑にpH12の炭を入れたところがあるが 生育は非常によく 難点が見つからない。 本当に強酸性でなくてはならないのか。 酸素の要求量が高いとは聞いていたが その影響のほうが大きいように思う。

D 今年も楽園では イラガが一匹も見かけなかった。 毛虫さえもいない。 剪定のあり方 樹形のあり方の方向性はな違っていないと思う。 枝の重なりあいはなく すっきり風通しのいい根元。 今後もしっかりとした管理をしていこうと思う。 


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